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こだわりの食材

段ボール

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yasamaru

やさまるの農園
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01

無農薬無施肥栽培の米

子供たちのアレルギーがわかった1995年から、農薬は極力減らし、減農薬特別栽培米を作ってきました。しかし色々勉強する中で、化学肥料の原料を知り、それも使いたくないと思うようになり、2010年思い切って無農薬無施肥栽培に切り替えました。

体に悪いものは使いたくないという気持ちだけで始めたので、草を抑える方法やどうすればお米の採れる量を増やせるのか、わかりません。
1年目は、化学肥料がのこっていたようで、無施肥でも今までの半分位の収穫がありました。
2年目からは、草取りが追いつかないほど草が出て、収穫量は以前の8分の1にまで減りました。

でも、私の住んでいる糠田は、昔から泥濘田(ぬかりた)と言われるほど、粘土土で水はけの悪い土地です。だから、田んぼの中での作業は大変なのですが、甘味のあるもっちりとした美味しいお米が採れます。

安心で美味しいお米を作りたいと、本やネットで色々な方法を調べて試しました。そんな中から、私たちに合うやり方を模索しています。

02

自然との共生を考えて

うちの田んぼには、タニシもゲンゴロウも、ザリガニもどじょうもたくさんいます。
だから野生の鳥たちがたくさん降りてきて、食事をしています。田の畔に鳥が巣を作り子育てしていることも、よくあります。
鳥が田んぼの中で動くことで、土がかき混ぜられて草が抜けたり、糞が栄養になったりと良いこともありますが、逆に困ることもあります。


鳥の足についてきた水草が一気に広がり、稲を倒して田んぼ2枚が完全になくなってしまったこともありました。初めは水草をすくい取ったり、水を抜いて乾かしたりしてみましたが、少なくなると一気に繁殖力が強くなるようで、諦めました。


稲がある程度まで大きくなると、畔の草刈だけをします。風通しがいいと、虫による害が少ないようです。

まだまだ試行錯誤しながらですが、安心で美味しいお米をこれからも作っていきたいと思っています。

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03

神の草「まこも」との出会い

「自然栽培をやるなら、田んぼの端っこに真菰を植えてみない?秋にとれる真菰だけが美味しいよ」

と、友人に苗を30本分けてもらったのが2016年の春でした。

「真菰は、葉っぱはお茶にすると美味しいよ。いらない葉っぱは、敷き藁の代わりにしたり、お正月のお飾りも作れるよ~」

田んぼの隅に1m間隔で植えて見たら、その成長の早さに驚きました。田植えに一緒に植えたのに、真菰はあっという間に大きくなり1mを超すほどになりました。秋になると草丈は2mほどになり、1本で植えたのに30本ほどになりました。

稲刈りが終わった後、根元の分かれ目が膨らんできて、真菰だけが収穫できました。生で食べたら甘くてしゃきしゃきで感激しました。

焼いても、揚げても、炒めても美味しい真菰だけ。

9月後半から10月末までの期間限定の食材です。

ぜひ食べてみて下さい。

真菰茶は、利尿作用の高いデトックスティーです。

​一年中販売しています。

04

安全な野菜つくりを目指して

野菜も無農薬は当たり前ですが、なるべく無施肥で作りたいと思っています。
豆類や葉物は、無施肥で美味しくできますが、実のなるものはだんだん実ができなくなってしまうので、毎日のわずかな残菜(なるべくまるごと使っているので)と草を発酵させてマルチにしています。

やさまるの畑は、年々少しずつ増やしています。

2023年現在、自宅に2枚、店の駐車場に少し、店の裏に小さい畑があります。

季節毎の野菜が収穫できて、お店で使うものがすべて供給できるようになることを目指していますが、まだまだ手が足りず、半数ぐらいしかまかなえていません。

足りない分は地元の仲間や、有機農業に転身した若者から購入し応援しています。

どの時期にも野菜がとれるように、日々勉強しながら作っています。

最近は、イノシシや猿、アナグマなどの動物の被害も増えてきました。

せっかくよくできても、動物に食べられてしまうこともしばしば・・・・

自然との共存は、なかなか難しいです。

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